スリランカのサイクロン「Ditwah（ディトワ）」災害に対する支援

■ 中期的な支援を目指して（失われた茶畑の再生）

今回のサイクロンの影響により、茶樹が土砂や落石で倒れ、畑そのものが失われてしまった地域があります。

今年8月、私たちは「おいしいセイロンティーを作って世界中に届けたい」という強い思いを持つ、キャンディ地方のアンブラワ茶園のオーナーと出会い、スウィートクラフトティーの製造に取り組みました。10月末に商品が完成し無事に日本へ届きましたが、その直後に発生したこのサイクロンにより、中心地へ向かう道路が寸断され、3,000本を超える茶樹が失われる深刻な被害を受けてしまいました。

現在、アムシュティーは Ryoji さんと連携し、まずは必要な備品の配布を進めています。同時に、将来を見据え生活の基盤である茶園を取り戻すための中期的な支援を計画しています。

今回の寄付は、1口3,000円（20ドル相当）でお預かりした金額を全額、来年以降に実施する茶樹の再植栽（苗木や肥料の支援）に充て、茶園再生のために使用いたします。

スリランカの茶園で働く人々が、再び笑顔で紅茶づくりに取り組める日が戻ることを願い、少しでも早い復旧につながる支援を続けてまいります。
スリランカの美しい茶園と、そこで働く人々の暮らしが一日も早く回復するよう、皆さまの温かいご支援を心よりお願い申し上げます。

■ 速やかな支援で被災地をサポート（食糧や水の配布）

現在、被害が甚大だったアンブラワ茶園付近のガンポラでは、食料や飲料水の供給が途絶え、日常生活に大きな支障が出ています。

12月3日、Ryojiさんは5時間かけてアンブラワ茶園付近まで向かいましたが、道路が分断されており、茶園まで到達することはできませんでした。

代わりに、茶園近くの寺院に食料を一時保管してもらい、町の人々に配布する形で必要物資を届けました。

アンブラワ茶園とは連絡が取れる状態にあるため、今後も必要物資を確認しながら支援を継続していきます。